本当は私だって子どもが欲しかったよ

ドクハク

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こんにちは、借金を約500万円抱えているアラサーの喪女です。

妹の妊娠が発覚しました。

相手は付き合って半年ほどの彼氏です。

本来祝福するべきことであるはずなのに、私は素直に喜ぶことができません。

『どうして、どうして、どうして』

どうして、妹ばかり私が望んだものを手に入れるのだろう?

どうして、私は未だに誰ともお付き合いすらできないんだろう?

妹から「妊娠したかも……」と聞かされたときは涙をこらえて笑うのに必死でした。

私が望んだものを手に入れていく妹が妬ましくて、素直に祝福ができない自分が惨めで。

私だって、本当は結婚したかったのに。

今の年齢で子どもを作っている予定だったのに。

20代前半どころかアラサーと呼ばれる年齢に突入してもなお、借金は消えるどころ増えるばかりで、やりたいこともやれない始末。

お金がないから、当然彼氏を作ることもできやしない。作ったところで、我慢ばかりのお付き合いはすぐに破綻することが目に見えているから。

憧れのひとり暮らしも、彼氏を作ってたくさんお出かけ⸺どころか、一人でのお出かけですらも、いっぱいいっぱい我慢してきました。しています、今だって。

だから、いつの間にか歪んだ思考が身についてしまいました。

『私のお金と時間を使って、私の欲しかったものを得るかもしれない存在なんていらない』と。

子どもは好きなのに。

子どもが、欲しいと思っていたのに。

今はもう存在してすらいないものにすら、妬みや僻みを向けてしまうような、醜い存在になってしまいました。

……だから、私はきっとこの先子どもを産むことはないと思います。少なくとも、今の私の選択肢にはありません。

何故なら、こんか歪んだ思考を持った人間のもとに産まれてきても、その子どもが可哀想だからです。

……でも、でも、でも。

本当は、私だってお母さんになってみたかったんですよ。普遍的な生活に、憧れてたんです。

……なんて、言ったところでどうにもならないことは分かっているんですけどね。

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